ヘネシーがフォード「F-150 ラプター」をV8に換装した「VelociRaptor V8」を限定発売すると発表しました。ヘネシー パフォーマンスは、アメ車をはじめ、世界中の車をチューニングして、危険なくらいのハイパフォーマンスモデルを作ることで有名です。
この特別モデルは、まず、F-150 ラプターから3.5リッターV6「エコブースト」ツインターボ・エンジンを撤去。2.9リッターのスーパーチャージャーを搭載したフォードの5.0リッターV8エンジンに換装したモデルです。最高出力758hpで、「マスタング GT」と同等程度の加速性能を発揮します。
そもそも、アメリカ車のアイデンティティがV8であり、V6という時点で拒否反応がでるのがアメリカというものです。10速トランスミッションやECUはそのままですが、購入するにはベースとなるF-150 ラプターの車両価格と改造費を合わせて、少なくとも約1,675万円が必要になるということです。
そもそもの車名がラプター(猛禽類)だけに、こんな危険なまでのパワーを手に入れることを望むユーザーも多いんでしょう。でも、「VelociRaptor V8」に積まれているエアクリーナーって、大きすぎじゃないでしょうか。エアクリーナーだけでかなりスペース取っている気がします。
SNSの反応
SNSでは駐車スペースさえあれば欲しいという声も聞かれます。
レンジャーのラプター良いですよね
停める場所さえあればF150のラプターが欲しいです!— かにぱん (@kanipan200) October 31, 2018
フォード F-150 ラプター 乗りたい。 pic.twitter.com/6KgqKdGSvy
— Taira (@V8_Muscat) October 26, 2018
ヘネシー パフォーマンス 概要
1991年にアメリカで有名なチューナーの一人「ジョン・ヘネシー」により、「信頼性の高い、最もパワフルな車を造る」事を理念としてヘネシーパフォーマンスを設立した。フォードGTやシボレー・カマロなどといったアメリカの車の他に、日本車も手掛け、MP4-12Cなどのイギリス車やドイツ車などのチューニングを広範囲にわたり行っている。現在ヘネシーパフォーマンスは広大な敷地内に、自社サーキットに加え短距離コースを所有。16基のリフトと20基のサービス施設など、さながら自動車のメーカー並みに大きな施設を所有するようにまで至っている。
日本では、ヘネシーパフォーマンスの日本正規代理店が2013年にオープン。完成車両販売や持込みチューニングが可能。ヘネシーパフォーマンス社が正式に日本での正規輸入元として認めた会社は株式会社エクスプライド。エクスプライドは、ブレーキ・メーカーである。アメリカ本国のヘネシーパフォーマンス社では、完成車両の販売、パーツ販売、持ち込みチューニングの3形態で営業を行っている。この営業形態を日本のヘネシー・パフォーマンス・ジャパンでも同様に行っていく。しかし、日本でヘネシーパフォーマンス社のチューニングカーを扱う場合には、米ヘネシーパフォーマンス社に行き、技術研修を受けなくてはならない。現時点で正規販売店は愛知のウィングオートのみとなる。

いやあ確かに超カッコいい。駐車スペースやら問題ありすぎですが、それでも魅力ある車ですね。