ベントレーがSUV「ベンテイガ」の高性能モデル、「ベンテイガ スピード」を欧州で発表しました。ベースとなる「ベンテイガ」は、「世界最速、最強、最もラグジュアリーかつエクスクルーシブなSUV」をコンセプトに開発されており、その誕生時点で最速最強が宣言されるなどかなり気合の入ったモデルです。
パワートレインは、6.0リットルW12気筒ガソリンツインターボエンジン(最大出力608ps、最大トルク91.8kgm)で、トランスミッションは8速AT。駆動方式は4WDとなります。6リッターW12気筒エンジンといえば、フォルクスワーゲンが2015年にウィーン・エンジン・シンポジウム2015で発表した、直噴ターボ化された新世代のW12気筒ガソリンエンジン「TSI」に間違いないですね。
「ベンテイガ スピード」に搭載されたのは、最大出力を608psから630psへ22ps強化したバージョンで、0~100km/h加速が3.9秒と0.2秒短縮、最高速は306km/hと、5km/h引き上げられています。
世界初の電動式アクティブロールコントロールに48Vシステム採用したり、セラミックブレーキをオプション設定していたりと、もはや究極の車に間違いはありません。ただ、少し気になったんですが、ランボルギーニ ウルスは4リットルV8ツインターボで、最高出力は650psで、0-100km/hを3.6秒で駆けぬけ、最高速度は305km/hとなっているので、「ベンテイガ スピード」のスペックを一部上回っています。
動画
SNSの反応
SNSでは馬力戦争もいよいよ終盤かというコメントが上げられています。
カイエンから始まりロールスロイスとベントレーまで来たなら後はブガッティか?
ブガッティが出したら馬力戦争も終戦だな。
ベントレー ベンテイガ に630馬力の「スピード」、世界最速の量産SUV標榜[詳細画像](レスポンス) https://t.co/8lcmP3aKYz— うっちぃ ٩( 'ω' )و (@jinjin_uchi) February 15, 2019
ベンテイガスピードといいNSX、ロードスターもなんか最近オレンジが流行り? pic.twitter.com/pDt1AQY3tp
— テストミュール (@aserfgyu12) February 15, 2019
ウルスを破り再び世界最速のSUVとなったベントレー ベンテイガ スピード初公開 https://t.co/BBHnRkAs8m
— フェラーリランボルギーニニュース (@newsferrari) February 14, 2019
新開発のW12気筒エンジン発表 概要
欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲンは5月7日、オーストリアで開幕した「ウィーン・エンジン・シンポジウム2015」において、新開発の6.0リットルW12気筒エンジンを発表した。
フォルクスワーゲンは、2002年に発表した最上級サルーンの『フェートン』に、6.0リットルW12気筒エンジンを設定。このW12はその後、フォルクスワーゲングループのアウディやベントレーにも、拡大展開された。
今回、ウィーン・エンジン・シンポジウム2015で発表されたのは、新世代のW12気筒ガソリンエンジン「TSI」。排気量は従来と同じく、6.0リットル。この新開発エンジンを今後、フォルクスワーゲングループのプレミアムモデルに、広く搭載していく。
TSIの名前が冠された通り、直噴ターボ化されているのが特徴。しかも、2個のターボで過給され、最大出力608ps/6000rpm、最大トルク91.8kgm/1500-4500rpmを発生する。最大出力は、従来の450psから158psも強化。0-100km/h加速は4秒以下、最高速300km/hオーバーの性能を発揮する。
それでいて、気筒休止システムやアイドリングストップなどにより、CO2排出量250g/km以下を実現。フォルクスワーゲンは、「高級車セグメントにおいて、最も経済的な12気筒エンジン」と述べ、自信を示している。

当サイトでもブガッティが出してくるであろうSUVに関するニュースはすでに何度かお伝えしています。それにしても一昔前はポルシェのカイエン位で「こんなSUVありかよ?」とビビってたんですけどね…。