メルセデスベンツの伝統的2シーター・オープンスポーツ「SLクラス」ですが、販売が急減しており、第7世代となる次期型では、徹底的な見直しが噂されています。その噂の1つ目は、「AMG GT」とプラットフォームを共有し、ドライバーを重視したモデルにすること。そして、もう1つの可能性は、シューティングブレーク・スタイルのフルEVモデル「SLE」へ大きな転換です。
ダイムラー会長、ディーター・ツェッツェ氏は、2018年のインタビューで「かつてメルセデス・ベンツSLは素晴らしいパフォーマンスを誇った車だった。新しいSLのゴールもそこにある」と語っていましたね。メインマーケットとなった中国が「オープンを好まない」というためか、クーペに比べるとオープンの人気はいまひとつとなっており、AMG GTに統合されるのかとも言われていました。
そもそも「SL」は、1954年に初代がデビューし、メルセデスブランドが販売する市販車で最も長い歴史を持っている名車です。現行型は2011年、メルセデスブランドの量産車として、初のオールアルミモノコックボディを採用してデビューしました。
EV化されてしまうのか、オープンモデルでなくなるのか、はっきりとは分かりませんが、2021年から2022年に登場が予測されており、今年にスクープが出るのではないでしょうか。
SNSの反応
SNSでも驚きをもって迎えられています。名車SLが消滅するなどということが本当にあるかどうかは議論の的です。
メルセデスベンツ SL 存続の危機!? 次期型がEVワゴンになる可能性 https://t.co/QPmif9aMuE pic.twitter.com/eCLeJ1ThA4
— ボンボン (@ZPJfe7rLYTdbkIJ) January 19, 2019
メルセデス・ベンツのヒゲ会長「次期SLはかつての威光を取り戻す、シビれる車。約束する」 – Life in the FAST LANE. https://t.co/3O7fDoLE3n
— かいさ (@kaisa_x156) August 19, 2018
次期SL 概要
ヒゲのメルセデス・ベンツ(ダイムラー)会長、ディーター・ツェッツェ氏がジュネーブ・モーターショー開催中にメディアに語ったところによると「新型SLはすでに開発中」とのこと。
現在メルセデス・ベンツSLはあまり販売が芳しくなく、しかし同会長としては「かつてメルセデス・ベンツSLは素晴らしいパフォーマンスを誇った車だった。新しいSLのゴールもそこにある」としており、新型SLは「実に素晴らしく、シビれる車になる」と語っています。
かつては「高級スポーツカー市場においてはオープンモデルがないと成功しない」とまで言われ、かつてのBMW8シリーズが成功しなかったのは「オープンがなかったから」と言われるほどでしたが、時代は一変してあまりオープンが重要視されない、というのが現在の状況。
メインマーケットとなった中国が「オープンを好まない」というためか、クーペに比べるとオープンの人気はいまひとつで、SLはモロにそのあおりを食らったのかもしれません(加えて設計が古く、既存マーケットでも魅力を発揮できない)。
もしくは、サルーンにおいてもスポーツカー同様の性能を持ちうるようになり、「高級クーペ」そのものの存在自体が不要になってしまったのかもしれませんね(SLの場合、ベントレー・コンチネンタルGTに多くがそちらに流れた可能性も)。
引用元:http://intensive911.com/?p=124836

グローバルマーケットではオープンカーはもう流行らないということですか…なんつうか、寂しいですよホント。