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前後異径サイズのタイヤは車検に通らないのか

こんなときどうする?車検Q&A

ミッドシップレイアウトの車は前後でタイヤサイズが違うと聞いたことはないでしょうか。ランボルギーニやフェラーリをはじめ、海外メーカーのみならず、国内メーカーでも前後でタイヤサイズが違う車種というのは存在します。

新車販売時で前後異径サイズの場合は別として、前後異径サイズのタイヤに交換した場合、車検には通らなくなるのでしょうか。

この記事を書いた人
KumagaiShohei

車検のプロ。長年、中古車販売会社にて保証の判定や、提携工場様との折衝、技術相談に携わる。国産車ディーラーの整備士として社会人デビューし、国産車ディーラー退職後も自動車関連の会社に勤務中。

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前後異径サイズのタイヤを採用する理由

前後異径サイズのタイヤを採用しているのは、そのほとんどがミッドシップレイアウトの車です。エンジンをボンネットに配置して、フロントタイヤを駆動するFFが全盛期の現代において、ミッドシップを採用する車種は限定的であるものの、輸入車や軽自動車を中心に一定数の車種がラインアップされています。

(1)前後異径サイズのタイヤの例①三菱 アイ

すでに生産が終了している三菱のアイですが、前後異径サイズのタイヤを採用しています。割と街中を普通に走るイメージだけに意外と知られていませんが、フロントが145/65R15でリアが175/55R15というように、リアの方が太くて扁平のタイヤになります。

三菱 アイは、オールアルミエンジンをリアアクスル前にマウントしたリアミドシップレイアウトプラットフォームを採用している車です。車の中で最も重いエンジン関係の部品は車体の後方に位置しており、前後の重量配分は45:55となります。軽自動車と小型車のほとんどはFFレイアウトで、静止状態の重量配分は前65:後35と言われています。このことからも、MRの三菱 アイは、リアヘビーな車と言えるのです。

三菱 アイが採用しているリアタイヤの175/55R15は特別に太い部類には入らず、逆にフロントの145/65R15のタイヤはかなり細いタイプです。三菱というメーカーは、開発段階で車全体の味付けをより安定志向(アンダーステア)にするため、わざと細めのフロントタイヤを採用したと言えます。ミッドシップの車は、リアに重量物があるため、スピンモードに入るとコントロールが非常に難しくなります。そういったリスクを下げるために、わざと安定志向にしてあるのです。

結果的には、2つの点で三菱 アイは問題を抱えることになります。まず、フロントタイヤの摩耗が早すぎること。これは操舵に必要なグリップ力に対して、タイヤが細すぎることが挙げられます。次に、前後でタイヤサイズが異なるため、タイヤのローテーションができないことです。結果的にフロントタイヤの交換回数が多くなり、費用的にかさんでくるというデメリットがあります。

(2)前後異径サイズのタイヤの例②ホンダ S660

久々のミッドシップスポーツカーとなったホンダのS660ですが、こちらもフロントが165/55R15、リアが195/45R16というサイズを採用しています。リアの幅が30mm広がるだけではなく、1インチアップとなり、扁平傾向のタイヤということになります。

このようなタイヤサイズが採用されたのは、三菱 アイと比べると、より積極的に旋回性能を上げたいという点が考えられます。軽としては異例の195mmのタイヤを採用することで、駆動時のトラクションを確保しつつ、パワーと旋回能力のバランスを考慮して、フロントが165mmになっています。

タイヤサイズの変更をして車検に不合格になるケース

(1)タイヤのはみ出し

タイヤサイズを太くしたことによって、ボディからはみ出してしまうと車検に不合格となります。回転部分の突出禁止規定については、以下のように決められているのです。

自動車が直進姿勢をとった場合において、車軸中心を含む鉛直面と車軸中心を通りそれぞれ前方30°及び後方50°に交わる2平面によりはさまれる走行装置の回転部分(タイヤ、ホイール・ステップ、ホイール・キャップ等)は当該部分の直上の車体(フェンダ等)より車両の外側方向に突出していないこと。

この場合において、専ら乗用の用に供する自動車(乗車定員10人以上の自動車、二輪自動車、側車付二輪自動車、三輪自動車、カタピラ及びそりを有する軽自動車並びに被牽引自動車を除く。)であって、車軸中心を含む鉛直面と車軸中心を通りそれぞれ前方30°及び後方50°に交わる2平面によりはさまれる範囲の最外側がタイヤとなる部分については、外側方向への突出量が10mm未満の場合には「外側方向に突出していないもの」とみなす。

したがって、タイヤを太くし過ぎたことによって、ボディから突出してしまったり、足回りと干渉してしまうと、車検に通らなくなるのです。どの程度タイヤを太くすると干渉したりはみ出すかについては、慎重に検証する必要があります。

(2)タイヤの外径変更によるスピードメーター検査

タイヤサイズを変更すると、タイヤの外径が変わってきます。車検におけるテスターでの検査では、スピードメーターが時速40キロを指すときに、実際の速度とどの程度ずれているかを計測しています。

スピードメーターは、タイヤの回転数を測るセンサーが車軸についていて、センサーから信号を送ることにより、メーターと連動して速度を表示しています。タイヤの外寸と回転数と時間の計算によって、スピードを表示している仕組みなのです。

当然、スピードメーターというのは誤差があり、メーカーによって、そして速度域によっても実際の速度とはずれが生じています。また、新品のタイヤとスリップサイン目前のタイヤでは同じサイズでも外径が異なってくるため、スピードメーターとの誤差がさらに生じてしまいます。

車検における許容範囲というのは、平成19年1月1日以降製造された車場合は、スピードメーターが40km/hに対して、実速度は30.9km/hから42.55km/h、平成18年12月31日以前製造の車の場合は、30.9km/hから44.4km/hまでとなっています。下方向には10km/h程度、上方向には3km/hから4km/hずれているとアウトになると言えるのです。

したがって、ホイールサイズを変更する時には、タイヤの外径を極力変えないように注意することが必要です。

車検で通る前後異径のサイズ

(1)タイヤの幅を狭く

あまり一般的ではありませんが、標準設定のタイヤが安定志向でグリップ力が高く、公道でスポーツ走行するにはスピード域が高くなる場合、10mm程度幅の狭いタイヤに変更することも考えられます。前後のタイヤ幅をいじることで、アンダーステアにもオーバーステアにも調整できるため、前後で幅が違うこともあり得ます。

最近では新車状態で前後のタイヤ幅が違う車種もあるため、車検の検査では単に幅が違うというだけで指摘されることはありません。ただし、メーカーが開発を繰り返して市販化したタイヤサイズにはそれなりの根拠となるデータがあるため、安易に変更をするとバランスが崩れることが考えられます。

(2)タイヤの幅を広く

タイヤの幅を広くすることは広く行われていますが、その際にはオプションや他のグレードで設定のあるサイズを限度として留めておくことが重要です。以下に、同一エンジンで複数のタイヤサイズがある車種をいくつか挙げていきます。

  • プリウス: 185/65R15、195/65R15
  • レヴォーグ: 215/50R17、225/45R17

(3)ホイールサイズの変更

同じように、グレードやオプションでホイールサイズが異なる車種も数多く存在します。したがって、メーカーで設定のあるサイズであれば、車検には問題なく通るといえます。

  • アルファード: 215/60R17、235/50R18
  • ノア: 205/60R16、195/65R15

(4)銘柄が異なるタイヤ

車検の保安基準でタイヤに関して、メーカーを統一することは定められていません。仮に4本全てが違うメーカーやブランドのタイヤでも全く問題はないのです。

(5)スタッドレスタイヤとサマータイヤのミックス

スタッドレスタイヤについても、車検では問題がありません。仮に前後のタイヤをスタッドレスタイヤとサマータイヤそれぞれ2本ずつ付けていたとしても、車検には通ります。

前後異形タイヤにするデメリット

前後のタイヤの幅やサイズ、インチ数、銘柄やスタッドレスなどの種別を変えることは、車検の検査自体には必ずしも影響があるわけではありません。しかしながら、メーカーが膨大な時間をかけてテストしたうえで設定したサイズを変更することは、いくつかのデメリットを生じさせる可能性があります。

まず、タイヤの幅を変更した場合、雨天時や滑りやすい路面での安定性を失うことがあります。例えば、初期型のスマートは、日本の軽自動車規格に合わせるため、フェンダーを変更するとともに、前後に本国仕様よりも幅の狭いタイヤを履かせました。短いホイールベースが災いし、路面の継ぎ目や急カーブなどで、スピンするという事例が続出したのです。

さらに、タイヤのローテーションができなくなるという点も挙げられます。多くの車種では、操舵する前輪の摩耗が後輪と比べて早いため、定期的に前後のタイヤを入れ替えることで、4本を均等に使用することができます。これによって、タイヤの買い替えの時期を1回にまとめることで費用面での節約ができることになります。

また、タイヤというのは溝の減り以外にも、ゴム自体の劣化があるため、一定年数での交換が必要なものです。堅くなったタイヤは、本来の性能を発揮できなくなり、たとえ溝が残っていても制動距離が伸びてしまうのです。

通常タイヤとスタッドレスタイヤの組み合わせについても、タイヤの特性が大きく異なることから避けるべきです。スタッドレスタイヤはゴムの堅さや構造、高温での摩耗が通常タイヤとは違うため、混ぜて使用することは危険を伴います。

まとめ

以上、前後異径サイズのタイヤは車検に通らないのかについて解説してきました。結論をふりかえると、タイヤのはみ出しや、足回りへの接触、タイヤの外径変更によるスピードメーター検査というポイントさえ気を付ければ、前後異径サイズでも問題なく車検を通すことができます。

ただし、メーカーの設定のない組み合わせになる場合には、専門ショップともよく相談し、保安基準を守ること、安全上問題のない範囲で変更することに留意すべきです。

MIKI
MIKI

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