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ディーラー車検から戻ってきた車両に不具合が発生したらどうする?

車検とは? - 自動車検査登録制度に関する基礎知識
この記事は約11分で読めます。
「継続車検」と「愛車の買換」どっちがコスパ有利?
車種や年式によっては車検を継続するよりも愛車そのものを買い替えたほうがリーズナブルな可能性があります。
継続車検を受ける前に、まずは愛車がいくらで売れるかの査定額を無料調査を必ず行い、車検と買換えどちらが得かを調べておくべきです。 しかも今の時期は車が高く売れる! 
無料査定をした後で、車検をするか、買い替えるかを決めることをお勧めします。

 ※無料査定をしても必ず車を売却する義務はないので安心です。 

◆STEP1:まず車検前に買取り価格を無料調査(査定額相場をいますぐ表示

◆STEP2:車検の最安価格を調べて車検と売却どちらが得か比較


車検が切れる前のタイミングの方が買取り査定額は高額になりますので、比較検討はお早めに済ますことをお勧めします。

車検専門店にガソリンスタンドなど、今ではディーラー以外にも車検を依頼できる店舗は数多くあるなか、安心感や信頼度、または長年のお付き合いなどの理由で、一般的に割高と言われているディーラーに車検をお願いしている方も少なくないと思います。

しかし、せっかく高い費用をかけてディーラーに車検を依頼したにも関わらず、車検から戻ってきてすぐに不具合が発生してしまい、どう対処してよいか困惑してしまうこともあるでしょう。

この記事では、何故もっとも信頼感と整備技術があるディーラーで車検後に不具合が出るのか、また、不具合が発生してしまった際の対象方法についてお話していきます。

この記事を書いた人
KumagaiShohei

車検のプロ。長年、中古車販売会社にて保証の判定や、提携工場様との折衝、技術相談に携わる。国産車ディーラーの整備士として社会人デビューし、国産車ディーラー退職後も自動車関連の会社に勤務中。

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車検後に不具合が出た際、まず取るべき行動

車検後間もなく不具合が発生してしまった際に、まずは車検を行ったディーラーに連絡することになります。

費用と時間をかけて車検を行ったにも関わらず、不具合が出るのは納得がいかないという思いから、ついつい強い口調でクレームを付けたくなる気持ちは分かりますが、まずは冷静にその不具合の原因は何かをしっかりと見極めなくては話が先に進みません。

あまり感情的にならず、工場側に今起きている不具合の状況などをしっかり伝えることを意識し、そのうえでこれからどう対処すべきかを考える必要があります。

車検とは未来の安全を保証するものではない

まず、皆さんにわかっておいていただきたいのは、「車検はあくまで確認作業でしかない」ということです。

車検の正式名称は「継続検査」であり、車検証の有効期限を継続して延長する手続きとなります。

車検証の継続手続きを行うにあたり、その車が国の定めた最低限の安全基準である「保安基準」に適合しているかを検査し、無事基準を満たしていることが確認できれば、車検証の有効期間が継続されるのです。

車検とは「確認作業」である

もちろん、警告灯が点灯した状態のエンジン不調や、油脂類の漏れなど明らかな不具合がある状態では車検に合格することはできません。

しかし、検査を受けるその時に、保安基準を満たしてさえいれば車検は問題なくパスすることができてしまうのです。

つまり、車検というのは、次の車検までの安全を保証するものではなく、あくまで、その場その時の状態の確認でしかないということになります。

車検と点検は別物

「でも、ディーラーに車検をお願いしたら、定期点検がセットになっていて、車検に通るけど整備しておいた方が良いところを勧められたよ?」

確かに、ディーラーに限らず、指定工場や認証工場に車検を依頼すると、ほぼ間違いなく定期点検を一緒に受けなければなりません。

この車検時に受けることになる定期点検は、24カ月点検(バンや事業用の場合は12カ月点検)と呼び、法律で受けることが義務付けられている「法定点検」です。

そして、認証工場や指定工場が車検を受注した場合、必ず法定点検を実施した後に、継続検査(完成検査)を受けなければなりません。

そのため、皆さんがディーラーなどに車検を依頼すると、必ず法定点検(24カ月点検)を一緒に行い、点検結果に則した整備見積もりが提示されるのです。

車検と定期点検整備(法定点検…12か月点検と24か月点検)の違いとは?
このページのタイトルを見て不思議に思った方は少なくないかも知れませんね。点検して整備して車検が当たり前でしょう?と思われたかもしれません。 実は、車検と定期点検整備(法定点検…12か月点検、24か月点検)は全くの別物と言っても良いので...

なぜ点検と車検を受けたのに不具合が出るのか

ディーラーなどに車検を依頼している皆さんは、車の安全や品質に対して高い意識を持っている方が多い傾向です。

そのため、ディーラーから提示された点検結果や見積をしっかりと精査し、整備士やフロントマンの話も参考にしながら、車検でどこまで整備するかを決めていることでしょう。

ではなぜきちんとした点検を受け、工場側の説明を理解した上で車検を受けたのにも関わらず、車検終了後にすぐ不具合が出てしまうのか。
ここからは、車検後に不具合が出てしまう原因と理由について考えてみましょう。

車検ですべては見抜けない

先述したように、車検は確認作業であるため、不具合や将来整備が必要になるかもしれない箇所を見抜くことはできず、法定点検が不具合を見つけ出す唯一の方法なのです。

法定点検で実施される点検項目は、法律により56項目が定められ、エンジンからミッション、足回り、さらに電装系に至るまで点検が行われます。

では、この56項目という数が多いと感じか、少ないと感じるかは、人によって違いがあるかもしれませんが、15年以上整備士として携わってきた私の感覚では「全く足りない」というのが正直な感想です。

何故ならば、車は数万点にも及ぶ部品で構成され、さらに使い方によって1台として同じ状態の車はなく、実際に点検する整備士は、定められていない箇所も一緒に点検しています。

しかし、いくら完ぺきに点検しようと思っても、エンジンをバラバラに分解するわけにはいきませんので、どうしても点検できない部分の方が、点検できる部分よりも多くなってしまうのです。

車検後に起きてしまった不具合は、エンジンをバラバラにしていたら、もしくは内視鏡などを使用した点検をしていたら未然に不具合の兆候が発見できていたかもしれませんが、実際の現場ではそこまで点検することはできません。

自家用乗用自動車等の2年定期点検整備56項目
かじ取り装置ハンドル操作具合
1
ギヤ・ボックス取付の緩み *
2
ロッド及びアーム類緩み、がた及び損傷 *
3
ボール・ジョイントのダスト・ブーツの亀裂及び損傷
4
かじ取り車輪ホイール・アライメント *
5
パワー・ステアリング装置ベルトの緩み及び損傷
6
油漏れ及び油量
7
取付の緩み *
8
制動装置ブレーキ・ペダル遊び及び踏み込んだときの床板とのすき間
9
ブレーキの効き具合
10
駐車ブレーキ機構引きしろ
11
ブレーキの効き具合
12
ホース及びパイプ漏れ、損傷及び取付状態
13
マスタ・シリンダ、ホイール・シリンダ及びディスク・キャリパ液漏れ
14
機能、摩耗及び損傷
15
ブレーキ・ドラム及びブレーキ・シュードラムとライニングとのすき間 *
16
シューの摺動部分及びライニングの摩耗 *
17
ドラムの摩耗及び損傷
18
ブレーキ・ディスク及びパッドディスクとパッドとのすき間 *
19
パッドの摩耗 *
20
ディスクの摩耗及び損傷
21
走行装置ホイールタイヤの状態 *
22
ホイール・ナット及びホイール・ボルトの緩み *
23
フロント・ホイール・ベアリングのがた *
24
リヤ・ホイール・ベアリングのがた *
25
緩衝装置取付部及び連結部緩み、がた及び損傷
26
ショック・アブソーバ油漏れ及び損傷
27
動力伝達装置クラッチペダルの遊び及び切れたときの床板とのすき間
28
トランスミッション及びトランスファ油漏れ及び油量 *
29
プロペラ・シャフト及びドライブ・シャフト連結部の緩み *
30
自在継手部のダスト・ブーツの亀裂及び損傷
31
デファレンシャル油漏れ及び油量 *
32
電気装置点火装置点火プラグの状態 *
33
点火時期
34
ディストリビュータのキャップの状態
35
バッテリターミナル部の接続状態
36
電気配線接続部の緩み及び損傷
37
原動機本体排気の状態
38
エア・クリーナ・エレメントの状態 *
39
潤滑装置油漏れ
40
燃料装置燃料漏れ
41
冷却装置ファンベルトの緩み及び損傷
42
水漏れ
43
ばい煙、悪臭のあるガス
有害なガス等の発散防止装置
ブローバイ・ガス還元装置メターリング・バルブの状態
44
配管の損傷
45
燃料蒸発ガス排出抑止装置配管等の損傷
46
チャコール・キャニスタの詰まり及び損傷
47
チェック・バルブの機能
48
一酸化炭素等発散防止装置触媒反応方式等排出ガス減少装置の取付けの緩み及び損傷
49
二次空気供給装置の機能
50
排気ガス再循環装置の機能
51
減速時排気ガス減少装置の機能
52
配管の損傷及び取付状態
53
エグゾースト・パイプ及びマフラ取付けの緩み及び損傷 *
54
マフラの機能
55
車枠及び車体緩み及び損傷
56

引用:栃木県自動車整備振興会

完ぺきを目指せば高額になり過ぎる

一昔前、ディーラー車検と言えば、国産ディーラーで15万円以上、輸入車ディーラーに至っては20万円以上かかるのが普通という時代がありました。

そこまで高額だった理由は、ディーラーでは車検を受けたら終わりではなく、次の車検まで安心して乗ってもらうことを最優先にし、その時点では車検的に問題の無い状態であっても、自社基準を厳しくすることで必須整備項目としていたからなのです。

もちろん、そこまで整備したからと言って100%壊れないわけではありませんが、不具合を起こしやすい箇所などをあらかじめ交換しておくことで、車検後に不具合が発生する確率を下げることができます。

しかし、必須整備項目が増えれば、当然車検費用は高額になり過ぎてしまうため、怪しい項目は「推奨整備項目」として説明するしかないのです

全ての修理代はユーザー負担とすることが正しい?

車検直後に不具合が出てしまった場合、実際のケースでは、通常通り修理代の全額をユーザーが負担するケースと、工場側で負担してくれるケースがあります。

ここからは、車検直後の不具合を修理するためにかかる費用の負担について解説していきます。

ユーザーが負担しなければならないケース

車検直後に不具合が起きてしまった場合、どうしても納得がいかないこともあるかもしれませんが、ユーザーが負担しなくてはならないことも少なくありません。

下記より、ユーザーが負担しなくてはならないケースについてご紹介します。

1.見積で推奨項目とされていた項目に関連する不具合

例えば、10万km以上走行している場合のタイミングベルト交換や、しばらく交換していないエンジンオイル、漏れではなくにじみと判断された油脂類などです。

これらの項目以外にも、タイミングベルトと共に交換が進められたウォーターポンプや、エンジンオイルの漏れなどが原因で起こるエンジンの焼き付きなども含まれます。

2.車検では触れない、もしくは、点検すら行わない箇所の不具合

先述の項目でも触れたように、車検では車のすべてのパーツパーツを点検または確認するわけではありません。
よって、どうしても点検や検査において全く触れない箇所や、走行距離によって点検を省略する箇所が存在します。

具体的には10万km交換が目安とされているタイミングベルトや白金の点火プラグ、警告灯が点灯していない伝送系の不具合など。

そういった箇所については、もともと不具合の兆候すら表れていない場合や、既定の走行距離に達していない場合などでは、点検すら行われません。

3.特定の消耗品に関連する不具合

車には、ブレーキパッドやタイヤ、ヘッドライトの電球など、消耗品と呼ばれる部品がいくつも使用されています。

そんな消耗品の中でも、電球類などの一部の消耗品は、電球切れなどの不具合が発生しない限り交換対象にはなりません。

よって、車検時には問題なかったヘッドライトが車検から帰ってきた翌日に球切れ、などということも起こりえるのです。

ディーラー側が修理代を負担すべきケース

では、次にディーラー(工場側)が修理代を全額負担しなくてはならないケースについてご紹介していきます。

1.整備した項目の再修理

車検で整備した箇所に不具合が出てしまった場合は、当然ですが工場側が負担しなくてはなりません。
原因としては、完全な作業ミス、または交換した部品の不良などが考えられます。

こういったケースの場合は、いわゆる整備保証の範囲内での対応となり、法律では分解整備を行った場合、最低半年または6,000kmの整備保証を付けることが義務付けられています。

もちろん、車検後の不具合がすべて整備保証に該当するわけではありませんので、違和感があると感じたらとにかくまずは直接に相談をしてみた方が良いでしょう。

2.完全な見落とし、点検漏れ

何度かお話しているように、車検で受ける法定点検には、法律で定められた点検項目が56項目あります。

点検項目の範囲内で、且つ、省略できない状態で点検や検査を怠り、その部分に不具合が発生した場合は、工場側で負担しなくてなりません。

車検後のトラブルを避けるためには

車検後のトラブルを防ぐために最も大切なことは、「すべてディーラー任せにしない」「不安なことは躊躇せずにすべて伝える」ということです。

車検は大きな費用的負担があるだけでなく、内容によっては何日も車を預けなくてはならず、ユーザー側の心理としては、できるだけ安く、早く、さらに安全な車検を望むのは当然。

そのためにも、まずはしっかりと点検結果を聞き、わからないことがあればどんな些細なことでも質問する、車検の前に乗っていて気になる違和感があれば、受付のときなどにしっかりと伝えておきましょう。

いくら経験と知識があるディーラーの整備士であっても、車検で預かっている数日間だけでは見抜けないことが山ほどあります。

もちろん、オイル交換や洗車など、普段のメンテナンスを行うことも重要ですが、言葉を話せない車の代わりに、ユーザーが整備士に伝え、一緒に車を健康に保つ努力が必要なのです。

 

MIKI
MIKI

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