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初めてのユーザー車検 ステップバイステップ(バイク編)

車検とは? - 自動車検査登録制度に関する基礎知識
この記事を書いた人
KumagaiShohei

車検のプロ。長年、中古車販売会社にて保証の判定や、提携工場様との折衝、技術相談に携わる。国産車ディーラーの整備士として社会人デビューし、国産車ディーラー退職後も自動車関連の会社に勤務中。

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ユーザー車検は意外に簡単、初心者でも安心のユーザー車検(バイク編)

わが国では排気量が251ccを超えるバイクは「小型二輪」という区分となり、2年に1度の自動車検査(車検)を受けることを義務付けられています。

しかし、頻繁にあるものではないとは言え、バイクショップに依頼するとどんなに安くとも基本料だけで3万円以上はかかる上、消耗品などの交換を含めると10万円超え、なんてこともざらにあります。

購入時にある程度覚悟してはいても、これだけの高額出費になるとバイクの所有すること自体が悩みの種…という方もおられるのではないでしょうか?

そんな方におすすめしたいのが、ご自身で陸運局(運輸支局)にバイクを持ち込んで検査を受ける「ユーザー車検」

車検時の点検項目を自分でチェックし、不具合箇所を直していくことでメンテナンスの知識が身につき、さらに出費が必要最低限度で収まるといういいこと尽くしの選択肢です。
(でも、ユーザー車検って不合格になりやすいとかいう噂もあるしハードル高くない?)

そんなユーザー車検に不安を抱いておられる初心者の方にも分かりやすいよう、徹底指南させて頂きます。

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バイクのユーザー車検って具体的にはどういう事をするの?

ユーザー車検と一口に言っても、言葉だけでは今ひとつピンと来ない方も多いかと思われますので、改めてユーザー車検について説明させて頂きます。

「ユーザー車検」とは、「ユーザー(ここでは“所有者”のことを意味します)」と「自動車検査(車検)」をくっつけた造語のひとつで、車検対象となる自動車・バイクの所有者自身が運輸支局に車両を持ち込み、安全性に異常がないか規定の点検を受けて継続乗用許可を受ける手続きを意味します。

こう書くと何だか小難しい印象を受けてしまいますが、要は「ディーラーや整備業者などに一任していた車検用の整備・立会いをあなた自身がやってしまおう」というものです。

自動車の点検・整備は専門知識が必要な上、申請の仕方や車両を持ち込む時間的労力などの問題により、多くの方がこうした関連業者に依頼して安くない車検費用を支払っております。

確かに近年の自動車・バイクは電子デバイスの進歩により、故障時には多額の出費を強いられるのが常となっておりますが、車検を通す際のチェック項目は今も昔も変わりなく、ポイントさえ押さえれば初心者の方でも独力で点検整備をクリアすることが可能です。

2017年現在では運輸支局側の受け入れ態勢も十分に整い、一昔前と比べるとユーザー車検は非常にハードルが低いものになりつつあると言えるでしょう。

ユーザー車検は何と言っても車検にかかる費用が激安

ユーザー車検を選ぶメリットについてですが、これは何と言っても車検費用が業者に依頼することと比べ、数分の一程度から時には数十分の一程度で済んでしまうという低コストに尽きます。

現状不具合がないバイクであれば一般的な車検の見積もりに出した際、「車検手数料」または「検査手数料」という名目の諸費用+重量税+自賠責保険の更新料を足した金額のみを支払うだけで、車検に合格した日から24ヶ月継続して乗り続けることが出来るようになります。

それとは別に毎年の軽自動車税の納税の負担は必要ですが、手数料に限定するならば自動車審査証紙代の1,300円と自動車検査登録印紙(印紙)400円の計1,700円のみで済みます。

続けて重量税に関しての説明となりますが、こちらは251cc以上の排気量のバイクの車検時に納めることになり、ご所有されているバイクが以下のどれに当てはまるかで納税額が変わってきます。

  • 初年度登録から13年未満……3,800円(1,900円×2年分。以下同様)
  • 初年度登録から13年以上……4,600円
  • 初年度登録から18年以上……5,000円

最後に自賠責保険の更新料ですが、こちらは次回の車検日が来るまで有効期限が残っていることが必須条件となりますので、選択肢としては以下の2つになります。

  • 24ヶ月…11,520円
  • 36ヶ月…14,690円

あなたが所有されておられるバイクが発売後13年未満のバイクであると過程した場合、ユーザー車検にかかる最低費用は1,700円+3,800円+11,520円=17,020円のみ。

これを車検整備業者などに依頼した場合、手数料の部分が陸運局への車両持ち込み&立会い人件費として水増しされる形になりますので、この部分だけでも3~4万円以上浮く計算となります。

整備業者に依頼した場合、消耗品の交換・整備・工賃などが更に上乗せされるわけですから、陸運局に車両を持ち込むだけの「プチユーザー車検」にするだけでも整備料が丸々浮く形となりますので、いかに恩恵が大きいのかよく分かります。

ステップ1:まずはユーザー車検に必要な書類を用意する

バイクのユーザー車検を受けるためには、何はともあれ必要書類をしっかりと揃えることから始まります。
今回は明確な情報ソースとして、大阪市内を管轄とする「近畿運輸局大阪運輸支局」発行の書面をご用意させて頂きました。

このうち、あなたが事前に用意しておくべき書類は以下の4点です。

  • 車検を受けるバイクの自動車検査証
  • 自賠責保険証明書
  • 軽自動車税納税証明書(紛失時は、最寄の役所にて再発行可能)
  • 定期点検整備記録簿

「定期点検整備記録簿」は車検証と一緒に保管されていることが大半ですが、万が一お手元にない場合は以下のリンクよりダウンロードし、お近くのコンビニなどでプリントアウトしておきましょう。

二輪車定期点検整備記録簿の例

二輪車定期点検整備記録簿の例

[2]の「申請書」に関しては、車両持ち込み時に陸運局で貰うことも可能ですが、予め記入しておいたものを持参した方が受付手続きが早いため、なるべく用意しておくことをおすすめいたします。

バイク用申請書の様式は第 1号様式という指定がありますので、以下のリンクよりpdfファイルをダウンロードし、定期点検整備記録簿と合わせてコンビニでプリントアウトされると手間が省けます。

申請書(クリックでPDFダウンロード)

申請書(クリックでPDFダウンロード)

軽自動車税申告書

軽自動車税申告書

もし自賠責保険証を紛失してしまった場合は、各保険会社によって再発行にかかる日数が若干異なりますので、なるべく早いうちに保険会社へ連絡しておきましょう。

これらがお手元に揃った状態になれば、まずは第1段階クリアとなります。

ステップ2:不具合箇所を自分でチェック!特に保安機器は入念に事前チェック

書類の準備が整いましたら、車検を受ける前にご自身の愛車に不具合がないかセルフチェックを行いましょう。

特に注意してチェックして頂きたい点は以下の6点です。

  1. ヘッドライトの光量及び光軸の確認
  2. ウインカーレンズの破損及びサイズ確認(最低合格基準はウインカー面積7c㎡以上)
  3. 車検証記載の寸法と現車の寸法との誤差確認
  4. マフラーからの排気漏れの有無
  5. 車体後部の反射材(リフレクター)の有無とテールランプの玉切れ
  6. ブレーキの効き具合とパッドの消耗

このうち特に注意が必要なのは1.のヘッドライトと2.のウインカー、6.のブレーキ関連で、不合格となる車両の実に9割がこれら由来となっているほど。

それだけに事前チェックの最重要箇所ですので、不合格にならないためにもしっかりと確認しておきましょう。

日頃愛車をご自身でメンテされている方であれば、6.のブレーキ以外はそれほど難しい知識は必要ありませんので、100均などで購入できるメジャーを用意し、愛車の実測などを行っていきましょう。

ヘッドライト・ウインカーの玉切れは問答無用で不合格となりますので、1.2.6.に関してはこの機会に交換してしまうのも有効です。

この3つの交換であれば、全てバイクショップに依頼したとしても1万円そこそこの費用ですので、時間がない方は持ち込み前に駆け込んでもOK。

3.の寸法に関してですが、こちらの寸法が合わない場合はミラーまたはハンドル交換によってサイズが変わってしまっている可能性が高いので、純正パーツに戻すなどして対策します。

4.のマフラーからの排気漏れに関してはかなり厳しくチェックされますので、念には念を入れてティッシュペーパーをマフラー各部に当て、微細な漏れについても事前チェックしておきましょう。

また、平成17年以降は自動車排出ガス規制強化などの影響により、排気ガス・騒音値の測定が非常に厳しく測定されるため、出来るだけノーマルマフラーで車検を受けるのが理想です。

もし現在装着しているマフラーが社外品であるならば、適合検査合格の証であるJMCAプレート」付きのものであるかを確認しておきましょう。

ついていない社外マフラーの場合、検査時にはさらに詳細な測定が待っていますので、譲渡の形でバイクを譲り受けた方はご注意ください。

行き着けのショップなどで消耗品の交換を依頼する場合は、「ユーザー車検を受ける予定なので、間違いがないようお願いします」と一声かけておきましょう。

ご自身でヘッドライトのバルブ交換などを行われる方は、光軸・光量などの問題で不合格とされる場合がありますので、念のために車検費用より多めに現金を用意しておき、車検持ち込み当日に後述する「テスター屋」で事前チェックを受けてください。

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もし検査時に不備があった場合、微細なレベルの不具合であれば現地で修正した上で再検査(同日中であれば追加の手数料は無料)を受けることができますので、最低限の工具類も積載しておきましょう。

ステップ3:検査をスムーズに受けるために予約をする

車両を持ち込む当日は、必要書類と共に認印、諸費用を支払うための現金(クレジットカード等は一切不可ですので、必ず現金を用意しておきましょう)を持参することになりますが、今度はあなたが車両持ち込みを行う日に合わせて検査予約を行いましょう。

陸運局では飛び込みでも受付することが可能ですが、民間事業が予約優先となっているように、自動車検査も予約の方が優先されます。

せっかく朝一に車両を持ち込んだのに、予約していなかったがために数時間無駄に待たされてしまった…という羽目にならないためにも、事前に予約しておくことをおすすめいたします。

予約方法は各運輸支局への電話または国土交通省提供の「自動車検査予約システム」を利用して申し込むことができます。

個人的なおすすめは自動車検査予約システムの方で、予約番号の発行・確認などがスムーズに出来る便利なサービスとなっております。

検査予約システム-予約トップ

予約システム利用時は、発行された予約番号を記したメモなどを持参するのが一般的ですが、万が一メモを紛失したり忘れてしまった場合であっても、スマホから再確認することが出来るので非常に便利です。

ステップ4:検査当日は時間厳守!渋滞などを考慮し30分前には着けるようご注意を

民間業者であるバイクショップなどであれば、多少の遅延は大目に見てもらえますが、曲がりなりにも公的機関のひとつである運輸支局は時間厳守が鉄則です。

朝夕の通勤ラッシュなどに巻き込まれた場合、予約した時刻に到着できない恐れもありますので、時間の余裕を持って予定を立てられることをおすすめいたします。

事前に用意した必要書類と現金、認印といったものも忘れずに携行していきましょう。

なお、認印に関しては三文判で十分ですので、探しても見つからなかった場合は持ち込み当日に陸運局の窓口でも購入可能です。
(但し一般的な苗字のものに限る)

ステップ5:ご自身でバルブ交換などを行った場合は予備検査のためにテスター屋へ

もしあなたが車両持ち込み前の事前チェックにて、バイクショップなどで消耗品の交換を依頼していた場合は無用ですが、ご自身でヘッドライトのバルブ交換などを行っていた場合は陸運局近辺のテスター屋で事前検査を受けておきましょう。

このテスター屋は民間業者が運営しており、陸運局の検査機器と同じ設備で不具合の有無を調べてくれます。

直せる範囲であればその場での調整作業も行ってくれますので、不安のある方はヘッドライトの光量・光軸チェックだけでも相談しておくとよいでしょう。

テスター屋で予備検査と調整を行う場合はおよそ1,000円弱が相場ですので、それほどの痛手とはなりません。

テスター屋で調節を依頼する際は、自分で調整する際はどんな点に注意しながら行えばよいのかアドバイスを受けることもできますので、次回の参考用に聞いておくことをおすすめいたします。

ステップ6:準備が整ったら窓口にて申請

検査を受ける準備が整いましたら、いよいよ検査の申請に入ります。

事前にプリントアウトして必要事項を記入した申請書を取り出し、同じ敷地内(もしくは運輸支局近辺)にある自動車協会の窓口に向かいましょう。

窓口では「オートバイのユーザー車検を受けるので、重量税と印紙の支払いをしたい」と伝えてください。

この支払いと合わせ、記入済みの申請書に不備がないかチェックしてもらい、アドバイスを受けるのもよいでしょう。

基本的に自動車協会の事務員さんは訂正をすることはできませんが、記入事項のチェックとアドバイス程度であれば応じてくれることが大半ですので、待ち時間を有効活用するのが吉です。

重量税と諸費用の印紙代を支払い終えたら、事務員さんの案内に従って書類の提出窓口へ出向いて提出を行ってください。

事前に検査予約システムなどで予約を行っていた場合は、この時に予約番号を伝えると待たされる時間がなくスムーズです。

ステップ7:いよいよ検査本番!ライン検査を受ける際は素直に一声をかければ、やり方を教えてくれます。

申請書などを窓口に提出し、不備の確認を受けた後は一度あなたの手元に書類一式が戻されますので、それを受け取ったらいよいよ検査の本番となる「ライン検査」が待っています。

このライン検査は陸運局のメインでもあるため、案内板などで大々的に行き方が明記されていますが、初めてであれば素直に「ユーザー車検を行うのは初めてなのでよろしくお願いします」と一声かけておきましょう。

手馴れている方であれば無用ですが、ここで初めてであることを伝え謙虚な姿勢を見せておけば、小さな不備であればその場で修正の仕方などを丁寧に教えてくれますので、恥ずかしがらずに声掛けしておくことをおすすめいたします。

ライン検査には検査員が立ち会って点検項目を読み上げていきますので、それに従って各項目のチェックを進めていきます。

先に「初めてです」と申告さえしておけば、丁寧にやり方を教えてくれる検査員がもう一人ついてくれますので、落ち着いて指示に従えばOKです。

ステップ8:不備がなければ晴れて検査合格!新しい車検証と自賠責証を受け取って完了です

検査項目を順次クリアしていき、不具合箇所がないことが確認できれば検査は合格となります。合格であれば検査員から合格を示す判をもらうことができますので、捺印してもらった書類を持って陸運局の窓口に提出してください。

しばらく待っていれば新しい車検証と自賠責保険のシールがもらえますので、後はご自身の手でナンバープレートのシールを貼り換えてユーザー車検は完了となります。

もし不備があって不合格の判定となった場合でも、同日中であれば修正して無料で再検査を受けることができますので、駐輪場に車両を移動し車載工具などで再調整を行いましょう。

再検査を受ける場合、「再検査です」と一声かければクリアできた項目を省略し、不具合箇所のチェックから再開となりますので必ず一声かけるのを忘れずに。

ユーザー車検は非常に簡単!上手に活用してよりよいバイクライフを

以上、バイクでユーザー車検を受ける際の必要書類・手続き・費用に関する解説をさせて頂きました。

「自分で車検を通す」と聞くと、何だか非常にハードルが高いことのように思えてきますが、実は道路運送車両法では使用者自身が検査を受けられることが明記されており、必ずしも高い車検代を支払って業者に依頼しなくてはならない、ということはありません。

確かに高い安全性を要求される自動車・オートバイの整備には専門知識と技術が不可欠ではありますが、法律で保証された「権利」である以上、これを利用することに何の不都合もありません。

業者に依頼した場合と比べはるかに低コストで済むユーザー車検は、あなたのバイクライフをより豊かにできる可能性を持った有効なコスト削減手段のひとつです。

愛車の状態と予算とを十分に検討し、より良い選択を行える手助けとなれば幸いです。

MIKI
MIKI

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