軽自動車の車検は普通自動車の車検と何が違うのか?

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KumagaiShohei

KumagaiShohei

自動車検査員、国家自動車整備士
車検のプロ。長年、中古車販売会社にて保証の判定や、提携工場様との折衝、技術相談に携わる。国産車ディーラーの整備士として社会人デビューし、国産車ディーラー退職後も自動車関連の会社に勤務中。

軽自動車の魅力は、購入しやすい価格はもちろんのこと、維持費の安さにあり、この記事を読んでいる方の中にも、維持費の安さに惹かれて軽自動車を所有しているという方も少なくないでしょう。

では、車の維持費としては大きなウエイトを占める車検において、普通車と軽自動車ではどういった違いがあるのでしょうか?

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軽自動車の車検…普通車車検との法定費用の違い

普通車と軽自動車の車検での一番の違いは車検にかかる費用です。

まずは、重量税、自賠責、検査印紙代の3つを法定費用として、普通車と軽自動車それぞれの金額を見てみましょう。

※なお、このページで言う普通車とは、四輪の登録自動車のことを指します。

重量税について

重量税とは、その名の通り車の重量によって課税される税金で、車検ごとに2年分(小型・普通貨物は1年分)を前もって納付します。

また、グリーン税制により燃費基準を達成している車両は割引になり、逆に登録から13年、18年経過ごとに金額が高くなっていきます。

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軽自動車車検の場合

軽自動車の重量税は、車両重量に関係なく一律で決められており、エコカーの場合の本則税率は5,000円(エコカー以外は6,600円)となっています。

ちなみに、新車登録から13年以上経過した軽自動車はH28年3月31日までは7,800円、H28年4月1日以降は8,200円に重課(増額)され、新車登録から18年を超えている軽自動車は8,800円となります。

普通車車検の場合

普通車の場合は、車両重量が0.5t重たくなるごとに、エコカーの場合は5,000円、エコカー以外は8,200円ずつ増額されます。

例えば国産車の中でもっとも軽い1t未満(501kg~999kg)のエコカーの本則税率は10,000円(エコカー以外は16,400円)です。

普通車においても、新車登録から13年または18年を超える車の場合は、環境負荷が大きいとみなされ重課(増額)されます。

自賠責保険について

別名強制保険と言われ、日本国内の公道を走るためには、車検証の有効期間を満たしている保険期間が必要です。

自賠責保険は毎年開かれる自動車損害賠償責任保険審議会により保険料が適切であるか審議され、支払われた賠償額によって、年度ごとに保険料が変更されることがあります。

下記よりご紹介する保険料は平成29年度4月1日以降に契約した場合の2年間の自賠責保険料であり、沖縄と一部の離島などの一部地域を除いた保険料です。

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軽自動車車検の場合

車検切れなどを起こさず車検を受けた場合は24か月で25,070円、車検と自賠責が切れている場合には25カ月で25,880円となります。

下記普通車と比べてあまり金額差がないということに気が付いた方もいらっしゃると思いますが、近年は軽自動車の人気が高まり、新車中古車問わず好調な売れ行きとなっています。

そのため、台数の増加に伴って事故率が増加し、普通車と金額差が縮まってきたのです。

普通車車検の場合

車検切れなどを起こさず車検を受けた場合は24か月で25,830円、車検と自賠責が切れている場合には25カ月で26,680円となります。

上記でも述べたように、自賠責保険料は保険金を支払った額によって、私たちが収める保険料が変わるのですが、平成29年1月19日に行われた、第137回自動車損害賠償責任保険審議会によって、前年度(平成28年度)と比べて6.9%引き下げられました。

これは、自動ブレーキなどの運転支援技術の発達により保険料を支払う事故の件数が減少したためとされており、交通事故の発生件数は年々減少しているため、今後も保険料が引き下げられる可能性があります。

検査印紙代について

業者によっては検査手数料と言う名称で呼んでいることもありますが、軽自動車検査協会や、陸運支局に支払う手数料となります。

軽自動車車検の場合

指定工場に依頼した場合は1,100円、認証工場やユーザー車検の場合は1,400円です。

普通車車検の場合

指定工場に依頼した場合は1,100円、認証工場やユーザー車検の場合、5ナンバー車(小型車)は1,700円、3ナンバー車(普通車)は1,800円となります。

軽自動車の車検…業種別、軽自動車の車検費用比較

では、実際に車検を業者に依頼した場合、依頼する業者によってどの程度料金に違いがあるのか見ていきましょう。

なお、下記料金は、追加の整備費用や割引などを考慮していない金額となりますが、総じて車検価格そのものでの軽自動車のメリットはあまりないといえそうです。

ディーラーでの軽自動車車検

  • A社・・・軽自動車 ¥31,320 普通車(1.0tまで) ¥33,480
  • B社・・・軽自動車 ¥41,276 普通車(1.0tまで) ¥43,868
  • C社・・・軽自動車 ¥34,360 普通車(1.0tまで) ¥37,460

全業者の中で、軽自動車と普通車の差がはっきりしていますが、その差は3,000円前後とあまり大きくないのがわかると思います。

ディーラーで車検 アーカイブ - 車検費用110番 - 安い車検をおすすめ比較
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車検専門店での軽自動車車検

※もっとも安いメニューの料金です。

  • A社・・・軽自動車 ¥9,500 普通車 ¥9,500
  • B社・・・軽自動車 ¥19,764 普通車 ¥19,764
  • C社・・・軽自動車 ¥13,000 普通車 ¥13,000

軽自動車と普通車での価格の違いを設けている車検専門店はほとんどありませんでした。

車検専門店で車検 アーカイブ - 車検費用110番 - 安い車検をおすすめ比較
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民間車検場での軽自動車車検

車検専門のフランチャイズに加盟していない民間車検場の車検料金です。

  • A社・・・軽自動車 ¥23,760 普通車(1.0tまで) ¥28,080
  • B社・・・軽自動車 ¥20,475 普通車(1.0tまで) ¥20,475
  • C社・・・軽自動車 ¥29,160 普通車(1.0tまで) ¥29,160

業者によって僅かに価格差を設けている工場があるなど、工場ごとに対応が異なります。

民間車検場(整備工場)での車検の安さと速さの秘密は?
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ガソリンスタンドでの軽自動車車検

  • A社・・・軽自動車 ¥25,500 普通車(1.0tまで) ¥25,500
  • B社・・・軽自動車 ¥25,800 普通車(1.0tまで) ¥25,800
  • C社・・・軽自動車 ¥22,000 普通車(1.0tまで) ¥22,200

石油元売りブランドが展開している車検を提供している店舗が多く、価格差が無いガソリンスタンドが大半のようです。

ガソリンスタンドで車検 アーカイブ - 車検費用110番 - 安い車検をおすすめ比較
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カー用品店での軽自動車車検

  • A社・・・軽自動車 ¥19,330 普通車(1.0tまで) ¥25,170
  • B社・・・軽自動車 ¥17,800 普通車(1.0tまで) ¥17,800
  • C社・・・軽自動車 ¥22,230 普通車(1.0tまで) ¥24,960

店舗により違いがありますが、ほとんどの店舗では価格差が無いようです。

カー用品店で車検 アーカイブ - 車検費用110番 - 安い車検をおすすめ比較
自動車を所有していれば、必ず避けては通ることができないもの。それが車検です。 車検とは? 国が定めた安全基準、正確には保安基準に適合しているかを一定の期間を設けて確認することであり、自動車を使用する上で最低限の安全を確認すること。 必要であることは誰しもが認識していることですが、その出費は決して無視できません。 かと言...

ユーザー車検代行での軽自動車車検

  • A社・・・軽自動車 ¥7,980 普通車(1.0tまで) ¥7,980
  • B社・・・軽自動車 ¥6,800 普通車(1.0tまで) ¥6,800
  • C社・・・軽自動車 ¥10,000 普通車(1.0tまで) ¥10,000

車検に伴う点検整備を実施しない前提のユーザー車検代行ですので、価格の違いを設けていることは無いようです。

ユーザー車検代行業者で車検 アーカイブ - 車検費用110番 - 安い車検をおすすめ比較
ユーザー車検を代行してくれる業者&所謂、「ユーザー車検代行業者」についての記事です。ユーザー車検代行業者は安価に車検を通してくれる便利なサービスですが、24か月法定点検は別途自分で行わないとならないなど、利用に関しては重々注意すべき点がいくつかあります。

軽自動車の車検…普通車と比べて注意しておきたい箇所は?

軽自動車と普通車で、車検の基本料金は上記のようになりましたが、車検ではその他に整備代がかかります。

自動車は使用していれば当然さまざまなところが傷んでいくものですし、新車から3年目の初車検以外では、車検を通すために必要な整備が発生しても不思議ではありません。

ここからは、軽自動車が普通車と比べてどういった点に注意しておくべきなのか、また、普通車との差について見ていきたいと思います。

エンジンオイル

「エンジンオイルは車の血液」と言われるほど、車にとっては無くてはならないのがエンジンオイルです。

軽自動車は普通車と比較してもっとも大きく違う特徴のひとつに、「エンジン回転数」の違いがあります。

660㏄という排気量の小さな軽自動車のエンジンは、まずアイドリングの設定回転数が比較的高めになっているのです。

暖気後のアイドリング回転数は、普通車が700~850回転程度のところ、軽自動車は800~900回転程度に設定されています。

また、排気量が小さい場合は、エンジントルクと言われる回転力が得にくいため、出力を稼ぐためには高い回転数を使用しなくてはなりません。

例を挙げると、ダイハツミライ―スは、6,800回転で最高出力の49馬力を発生するのに対し、トヨタヴェルファイア2.5Lモデルは、182馬力の最高出力を6,000回転で発生します。

このように、軽自動車のエンジンは普通車のエンジンに比べて高い回転数で使用されるように設計されているのです。

回転数が高いと、ブローバイガス(未燃焼ガス)の量もが多くなる傾向があり、水蒸気やエンジン内のススの発生も多く、その水分やススはエンジンオイルに吸収されます。

また、回転数が高い分、エンジンオイルが蒸発しやすい傾向もあるため、普通車に比べ軽自動車は、オイルの量が減りやすく汚れやすく、エンジンオイルに掛かる負担が大きいのです。

エンジンオイルが劣化したまま使用していると、燃費が悪くなり、エンジン自体の寿命を短くしてしまう可能性があるだけでなく、オイル漏れなど車検に直結する不具合が発生しやすくなります。

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ドライブシャフトや足回りのブーツ類

やはり、軽自動車の大きな大きな魅力の一つは車両価格の安さであり、近年、豪華装備の軽自動車が増えてきても、価格の安い軽自動車の需要が減ることはありません。

各メーカーとも製造コストを抑え、リーズナブルなグレードを展開することは常に意識しており、さまざまな努力をしているのです。

そのため、どうしてもパーツによっては対応年数が短くなってしまっているパーツも見受けられ、特にブーツなどの樹脂部品は普通車との差を感じる代表的なパーツと言えるでしょう。

軽自動車の各部に使用されているブーツは、ゴムや樹脂で作られたカバーで、金属の可動部を保護するためには欠かせない重要なパーツです。

ドライブシャフトや足回りに使用されているブーツは、車が走行している時には常に変形を繰り返し、雨や路上の汚れなどの影響をもろに受けます。

そんな過酷な状況で使用されているブーツ類は、経年劣化による硬化は避けることができません。

価格を抑えなくてはいけない軽自動車の場合は、どうしてもブーツ類の劣化が早くなってしまうことが多いため、車検の際に交換が必要になることが多く見受けられます。

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エアクリーナー

上記のエンジオイルでも触れたように、軽自動車のエンジンは回転数が高いため、ブローバイガスの発生量が普通に比べると多くなり、発生したブローバイガスは公害発散防止のため、大気に放出せずエンジンの吸気側に戻されます。

すると、高温であるエンジン本体から離れた位置に戻されたブローバイガスは温度が下がり、それまで気化していたガソリンやエンジンオイルの蒸気の一部が液体に戻るのです。

この液体となったガソリンやエンジンオイルの一部は、エンジンが空気を吸入する際に発生する吹き戻しという作用によってエアクリーナーに付着し、エアクリーナーの寿命を短くしてしまいます。

もちろんすべての軽自動車に当てはまるわけではありませんし、同じ車種でも個体差があるため一概には言えませんが、普通車に比べて汚れやすい傾向にあるということは覚えておきましょう。

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自動車にあまり詳しくない方にとっては、正直よくわからないかもしれませんが、定期的に交換の必要がある「消耗品」の中には、エアクリーナー...

まとめ

近年は車両価格も税金も増加傾向にある軽自動車。正直言って、普通自動車との差がどんどん縮まっており、従来持っていた軽自動車の経済的メリットを失いつつあります。

車検についても同様で、普通自動車と軽自動車の車検費用でははっきり言って大差がありません。しかしながら、日本の交通事情や燃費などを考えると、まだまだ軽自動車のメリットは大きいばかりか、普通自動車のように高額なパーツを使った車両が少ないため、車検時の消耗品代に始まって、故障時のパーツ交換、メンテナンス代金においては軽自動車のメリットがいまだ残っているといえるでしょう。

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