車検前に確認したいあのパーツと交換費用:「ブレーキオイル」

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KumagaiShohei

KumagaiShohei

自動車検査員、国家自動車整備士
車検のプロ。長年、中古車販売会社にて保証の判定や、提携工場様との折衝、技術相談に携わる。国産車ディーラーの整備士として社会人デビューし、国産車ディーラー退職後も自動車関連の会社に勤務中。

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車検の際、必ずと言っていいほど交換する部品があります。ブレーキオイルも、頻繁に交換されるそんな消耗品の一つです。自動車の仕組みや機構は難しくて分からないという方は少なくないと思いますが、ブレーキオイルは自動車にとって、安全という観点からとても重要な役割を果たしています。

ここでは専門的になりがちなブレーキオイルについて、できるだけわかりやすく紹介していくことにしましょう。

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ブレーキオイルとは

どんなに高性能なエンジンを搭載した高価な自動車でも、減速や止まることが満足にできなければ、スピードを出すことはもちろん、普通に走行することすらできません。自動車にとってブレーキとは、高性能なエンジンや豪華で快適な装備よりも重要であり、命とも言えるものです。現在の自動車に採用されているブレーキは、主に油圧式ブレーキが採用されています。

油圧式ブレーキとは、運転者がブレーキペダルを踏み込むことで発生した“チカラ”を、オイルを介して伝えます。その運転者の踏むチカラを伝える役目を果たしているのが、ブレーキオイルとなります。

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油圧式ブレーキとは

自動車に採用されている油圧式ブレーキとは、運転者の踏む力をブレーキオイルを介してブレーキ本体に伝えるものです。仕組みとしては、ブレーキペダルを踏むと、ブレーキマスターシリンダーという部品で踏力を油圧に変換し、パイプやホースなどの配管によって各ブレーキに油圧が伝えます。

利点としては、油圧を発生するマスターシリンダ側の面積より、圧力を受けるキャリパーやホイールシリンダー側のピストン面積のほうが遥かに大きいことです。そのため、パスカルの原理により、大きな制動力を得ることができ、さらに各ブレーキに伝わる力が均一に伝えることができます。

パスカルの原理とは

「密閉容器中の流体は、その容器の形に関係なく、ある一点に受けた単位面積当りの圧力をそのままの強さで、流体の他のすべての部分に伝える。」という流体静力学における基本原理である。

ブレーキオイルの成分

ブレーキオイルはその特性上、多くの性能が求められます。主な要求性能は以下の通りです。

1:粘性が低いこと2:圧力による体積変化が少ないこと

3:‐50 ℃ でも凝固せず、200 ℃ でも沸騰しないこと

一部のレース用高性能オイルや、特殊な油圧ブレーキを除き、ブレーキオイルには主にアルコールの一種であるグリコール系の液体が使用され、さらに酸化防止剤・防錆剤等が添加されています。

ブレーキオイルの特徴

一般的に多く採用されているグリコール系の液体であるブレーキオイルは吸湿性が高く、湿気を吸うと沸点が下がるという特徴があります。また、強アルカリ性なので塗装面や金属を腐食させやすい特徴があるため、手に付いた場合や、自動車の塗装面に付いてしまった場合は、できるだけ早く水で洗い流すことが必要です。

ブレーキオイルの交換時期

ブレーキオイルは車検の点検作業と共に交換することが多いです。その理由について、詳しく見ていきましょう。

ブレーキオイルを交換する必要性

上記で説明しているように、ほとんどの自動車で採用されるブレーキオイルは、グリコール系のため吸湿性が高く、湿気を吸うと沸点が下がるという特徴があります。つまりブレーキオイルは空気中の水蒸気を徐々に吸収してしまい、沸点が下がっていってしまうわけです。

そのため、国産車で多く採用されている「DOT3」のブレーキオイルは、2~3年での交換が望ましいとされています。

車検におけるブレーキオイル交換の基準

実際の車検でブレーキオイルを交換する機会は非常に多いですが、どういった判断基準で交換が行われているのでしょうか? ここでは車検時における交換の基準についてそれぞれ見ていきましょう。

定期的に交換するパターン

指定工場の中には劣化具合などに関わらず、2年以上経過している場合は交換が必要と定めている場合があります。そのため品質が最優先されるディーラーでは、比較的多く見受けられるパターンです。

沸点測定の結果で交換するパターン

工場によってはブレーキオイルの沸点を測定し、規定温度以下になった場合に交換が必要と定めている場合があります。車検専門店などでは沸点を測定し、交換を案内していることが多いです。

整備作業の付随で交換するパターン

交換するのは車検の時とは限りません、整備作業に付随してブレーキオイルが交換されることもあります。なぜ作業に付随してブレーキオイルを交換するのかというと、ブレーキオイル内には空気が入ってはいけないからです。

そのためブレーキキャリパーやブレーキマスターシリンダーなど、ブレーキパイプやホースを取り外すような大掛かりな整備作業を行った際にはエアー抜き作業が行われるため、必然的にブレーキオイルは交換となります。

ブレーキオイルの交換費用

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続いて、車検の際にブレーキオイルを交換する場合の費用について見ていきましょう。なお、ブレーキオイル交換の単体作業ではなく、車検時における交換の金額になりますので注意してください。

ディーラー系列店でかかる交換費用

ディーラー系の店でブレーキオイルを車検時に交換する場合、国産車で工賃込4,000円前後、輸入車で工賃込5,000円~10,000円程度かかります。各メーカーとも純正のブレーキオイルを使用するため、オイルの部品代が若干割高となるようです。

その他の店舗でかかる交換費用

ディーラーを除く多くの整備工場や車検専門店、ガソリンスタンドなどでは、一部の特殊な車種を除き、国産車で3,000前後、輸入車で5,000円前後とディーラーに比べて割安になる傾向にあります。

ブレーキオイルの豆知識

ブレーキオイルに関する豆知識をいくつか紹介していきましょう。メンテナンスの際に役立つものが多いので、行う際には参考にしてみてくださいね。

空気の混入は厳禁

万が一ブレーキの配管内に空気が混入してしまった場合、運転者の踏力、つまり油圧が空気の収縮により吸収されてしまいます。正確な踏力をブレーキに伝えることが出来なくなってしまいますので、空気を混入させないよう細心の注意を払ってください。

ベーパーロック現象

ペーパーロック現象とは、長い下り坂などでブレーキを長く使い過ぎてしまった場合に起こりやすい現象です。これはブレーキを長く使うことによって発熱したブレーキ本体などの放熱が追い付かなくなり、ブレーキオイルの一部が沸騰してしまうことで泡が発生し、空気が混入した時と同じような状態となることで起きてしまいます。

最悪の場合、踏力がブレーキに伝わらなくなってブレーキが効かなくなってしまう、非常に危険な状態です。そのため山道の下りではエンジンブレーキを使用してペーパーロック現象を避ける必要がありますが、それでも防げるレベルにも限界があります。

こうした命に関わる事象を避けるためにも、ブレーキオイルが劣化して沸点が下がっている状態は良くないため、定期的な交換が必要です。

まとめ

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いかがででしたか? ブレーキオイルの交換がいかに大切か、わかっていただけたと思います。交換を怠った際には命の危険が大きくなるため、決して疎かにしてはいけません。車検時に交換してもらうことがほとんどなので心配はありませんが、年間の走行距離が多くなりがちの方は車検のみで安心せず、交換が必要か気にしてみてくださいね。

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