画像引用:http://auctions.yahoo.co.jp/
軽自動車は人気があるため高額で売却できる方法はいくつかありますが場合によっては一番高値で売却できる方法が個人売買だったりします。
場合によっては一番高く売れるかもしれない個人売買ですが、その理由は中間業者がいないため単純に自分の売りたい金額で売却できる可能性が高いからです。
買取業者というのは口では「うちは高く買い取りしますよ」などと言ってきます。しかし彼らも商売人です。安く仕入れて高く売るのが商売の基本ですのでなにかと減点対象とし納得させて安く買い叩こうとします。
もし、そんな時に売却する予定車両の相場を知っていれば「こいつ安く買い叩こうとしているな」ということに気づくのですが一般のユーザーであればなかなかそうはいきません。言われるがままに安く売却してしまうのです。
特に年式の古い車であれば注意が必要です。
一昔前よりは確実に減っていますが、古いことを理由にあげつらい、相場より大幅に安く買い取ろうとする業者は残念ながらまだいるというのが実情です。
そういったことにならないために知識をつけておくことも重要なのですが今回は中間業者なしに直接高値で販売できる可能性の高い個人売買の秘訣をご紹介いたします。

軽自動車の個人売買とその種類
軽自動車の個人売買と一言で言ってもその方法は何通りかありますのでまずはどんな方法があるのかについてご紹介いたします。
1.知人・友人・またはその紹介
昔は個人売買=知人や友人に直接売却するという意味でした。売りたい側はいくらで売りたいのか?反対に買いたい側はいくらで買いたいのか?を口頭で話し合いお互いに納得できれば成立といった流れで売却されていました。
もちろん、今でもこういった売買は行われています。軽自動車は維持費の安さから足代わりの2台目として求める人も多いので知人・友人などに一声かけておくと求めている人を紹介してくれる可能性も高くなりますね。
2.SNSやコミュニティーサイト
この10年で急激に発達してきたSNSサイトやいろんなコミュニティーがあるのでこちらも個人売買をする方法として今では外せない存在ですね。
普段からFacebookやtwitterなどを頻繁に利用しているのであれば検討してみるのも1つの手段です。注意点として言えるのは個人売買を禁止しているSNSやコミュニティーサイトもあるので確認が必要です。
3.インターネットオークションサイト(ヤフーオークションや楽天オークション)
現在、個人売買の代名詞となっているのがヤフーオークションや楽天オークションなどのインターネットオークションサイトです。
オートオークションと違い業者限定ではなく登録さえしてしまえば一般の個人でも参加が可能となっています。個人対個人、個人対業者、業者対業者の3パターンにわかれます。
個人アカウントとストアアカウントに分かれているため登録する際はそれぞれのメリットデメリットを考慮して登録すると良いでしょう。参考までに言っておくとこれからアカウントを作る場合、車を1台売りたいだけであれば個人アカウントで十分です。
それぞれのサイトで若干の違いはありますが出品もしくは落札時に手数料がかかりますので出品前に必ず確認しておきましょう。
他にも別途有料で様々なオプションが用意されています。これは予算にもよりますし設定するから必ず高額で売れるとも限らないのですが・・・一度どういったオプションサービスがあるのかチェックしてみるのもいいかもしれませんね。
そして、インターネットオークションサイトで売却する上で必ず抑えておいてほしいポイントがあります。車以外でもいいのでインターネットオークションに出品・売却経験があればいいのですが経験のない方は必ずインターネットオークションに長けている人に相談してみて下さい。
インターネットオークションは写真の取り方や商品説明文で販売傾向が大きく変わります。
極端な話、写真の取り方や商品説明文が魅力的であれば売れてしまうのがインターネットオークションとも言えます。
もし、知人・友人にインターネットオークションに長けている人がいないというのであれば1つの基準としてあなたならその写真と商品説明文を見て購入したいと思うか?を考えてみて下さい。
虚偽の申告はしない
相手が業者なのか個人なのかは関係なく必ず真実を記載して下さい。これは売却相手が知人・友人であっても同じです。
もちろんわかる範囲でOKです。特にインターネットオークションは出品ルールが決められていますが(盗難車・ニコイチ車など)これを無視して出品するのも絶対にやめて下さい。
インターネットオークションは誰でも参加できる分、こういったルールを平気で無視する輩のような人間もいます。「取り引きは売却者も購入者もお互い気持ち良く終える」を鉄則にして下さい。
個人売買での軽自動車相場目安
個人売買の方法はこれまで説明してきた通りですが、次は売却価格を決めましょう。
基準とする目安金額はカーセンサーやGoo.netなどを参考にすると良いでしょう。
まず、同じ車種、同じボディーカラーで年式、グレードもできる限り近い車を、理想として言えば5台程度探して下さい。5台もなければみつかるだけでOKです。
次に記載してある車両本体価格を確認して下さい。この時、手数料を含めた支払い総額も記載されていますがチェックするのは車両本体価格のみです。
手数料は購入者が支払うのでここで手数料を含めた金額を参考に売却価格を設定してしまうと、まず売れません。
更に言えば、確認した車両本体価格からも最低15万円ほど差し引いて下さい。
なぜ15万円引くのか理由がわかりますか?少し考えてほしいのですが大手中古車販売会社はその歴史や取引数から大きな信用を得ています。
そんな大手とどこの誰かもわからない個人と比較して価格が同じであればどちらから購入したいですか?おそらく、ほとんどの人が大手から購入したいと思うでしょう。
そういう理由から15万円ほど差し引いた金額を仮設定して下さいということです。
これだけではまだ決定ではありません。ここから更に精査していきます。
次に販売予定のインターネットオークションでも同じく同車種・グレードや年式等より近い車両がいくらで出品されているのかを確認して下さい。
つまりライバルチェックですね。そして先ほど仮設定した金額と見比べて相場がもっと低いのであれば仮設定した金額をさらに下げることも検討して下さい。
売れなければ意味がないので価格設定は時間をかけて慎重にすることをお勧めします。
軽自動車を個人売買する際は「安全性」と「取引トラブル」に注意
個人売買はディーラー下取りや中古車買取店などよりも高値で売却できる可能性が高い反面、取引リスクが大きいというデメリットもあります。
車検(軽自動車車検)整備状態も、あくまで売却者の申告を購入者が信じるしかありません。
商品説明欄に嘘の記載をしていたというのは論外として特に売却後の故障に対するクレームです。
知人・友人であれば話し合いで解決するかもしれませんがインターネットオークションであればそう上手くはいきません。
インターネットオークションは高値で売れやすい反面、トラブルも多いというのは知っておかなければいけません。
個人的な意見になりますが売却はいいとして車をインターネットオークションで購入するのはやめておいた方がいいですね。インターネットオークションは便利ですが黒い一面も避けては通れませんので・・・。
どうでしたか?個人売買についてお話ししてきましたが参考になりましたか?個人売買はやはりリスクも大きいので多少金額は下がってでも中古車一括査定サービスなどを利用するのが賢い選択なのかもしれません。